DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
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目次
ルール①「今しかできないこと」に投資する
ルール② 若い頃にはした金を貯めない
ルール③ 生きているうちにカネを使い果たす
ルール④ 残された日数を知り、ゼロで死ぬ準備をする
ルール⑤ 相続・寄付は死ぬ前に行う
ルール⑥「健康、時間、お金」のバランスを最適化する
ルール⑦「タイムバケット」にやりたいことを詰め込む
ルール⑧ 来るべきときが来たら、資産を取り崩す
ルール⑨ 若いときにはガレージから飛び降りる
「老後に向けてひたすら貯金をして、老後から思いっきり自由に生きよう」という考え方へ警句を放つ本
どちらも極端な生き方である
多くの人は「アリ」に偏っていて、お金を貯めること自体に人生のほとんどの時間を費やしている
老後に資産が余りがちな統計的結果を示し、もう少し「キリギリス」的立場になってお金を使うことで楽しい思い出を人生に増やしてはどうか?という提案
p45
「人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」
この「立ち向かう時期」を考えよう
老後では、遅い
そもそも老後まで生きられない可能性もある
60歳になる前に癌や事故等であっという間に死んでしまうこともある p87
著者は祖母に1万ドルをプレゼントしたが、ほぼ手を付けてくれなかったらしい
確かに、自分の周りのお年寄りを思い返してもお金をたいして使っていないkidooom.icon
かといって、若いうちにキリギリスの生き方に全振りすると、後に困る
若い時にしか楽しめないことは、若いうちにやっておくこと
激しいスポーツやアトラクションは老後にはできない
本書では、資産を減らすポイントは45歳〜60歳と提案している p226 それまでに散財をしていなければ資産に余裕があるだろうし、まだ年齢的にも健康である時期だから
前述の、無限に溜まってきたコンテンツの消化に「立ち向かう時期」としてもいいし、旅行やアクティビティのために長期休暇をとってもいい
この本の前半を鵜呑みにして、貯金をせずに散財しまくるキリギリス的思考に染まるのは危険
キリギリス的な生き方もまた沼であり、世界が提供してくれるコンテンツは無限なのできりが無い
記憶や経験が、好奇心を強くしてくれる
お金を貯めるために記憶や経験の習得を後回しにするのは、人生の経験ポイント的には損しているかもよと
若いうちの少ない収入を無理に貯金に充てるよりかは、そのお金で経験に投資したほうが後に大きなお金や人生の思い出となって返ってくるというのが著者の主張
ここは、確かにそうだと納得した
自分が死ぬのを待ってから子供に相続をする場合、子供も既に60歳以上になっている可能性あり
子供も老後に突入して、お金がそこまで必要でない時期になっている
「もっとお金が有効な時期に渡す方が良いのでは?」確かに。
自分も相続をする場合は、子供がまだ30~50歳の時にできれば良いなと思った
死ぬ前に使えなかった資産が多ければ多いほど、その資産を稼ぐために仕事をした時間が無駄だったぞという指摘 p70-71
莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金をすべて使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。その時間を取り戻すすべはない。
100万ドルの資産を残して死んだら、それは100万ドル分の経験をするチャンスを逃したということだ。たとえそれが5万ドルだとしても、5万ドル分の経験をするチャンスを逃したということになる。
自分がやりたい仕事や、社会に貢献するような仕事であれば、それは無駄とは言えない
それでも、お金を余らせるよりかは生前に「金のかかる好きなこと」や相続・寄付をやるのがお金を有効に活用できている
この本に感化されて、無理に使う必要はない
金の価値は、健康が前提
p175
健康の改善は、人生を大改善する
年齢を問わず、健康ほど、経験を楽しむ能力に影響するものはない。健康は、金よりもはるかに価値が高い。どれだけ金があっても、健康をひどく損ねていたらそれを補うのは難しい。
多少の金を得るために健康を犠牲にするのは、多くの場合でデメリットが上回る
https://www.youtube.com/watch?v=PamN9kTp3tY
アメリカでは、退職後に資産を大きく切り崩している人は意外と少ないというデータ
収支がトントンや逆に資産が増えている人も多い
老後はお金を使う能力が減る
1. 退職後、純資産はたいてい増える
パーキンス氏は、退職者の約3分の1の純資産が実際退職後に増えていると指摘する
これは意外なデータkidooom.icon
老後は減る一方になるから、備えとして貯金をたっぷりしておかないと死ぬと認識していた
でもそれは3分の1で、仕事を続けていたり、不労所得がある人なので、認識違いをすると 貯金が無いと死にますになるので気をつける 2. 最悪の場合の高額医療費は、貯金でカバーしきれない
3. 老後に出費を減らすのは意外と簡単
退職後は、生活費の減少に伴い出費も自然と減っていく傾向があり、浪費に悩む退職者はあまりいない。
お金が無くてもいくらでも余暇を過ごせる時代になっている
4. 大半の人は貯金の一部しか使わない
退職予算のデータを幅広く集めた彼は、「退職直前に50万ドル(約6800万円)以上貯金があった人は、退職してから20年後あるいは亡くなるまでに、中央値でその11.5%しか使わなかった」と記している。
さらに、貯蓄の少ない人に関しても「退職前の貯金が20万ドル(約2700万円)以下だった人は、退職から18年経ってもその4分の1しか使っていない」と、同じ傾向が見られた。
本質的には、必要以上に貯金することは悪いことではないが、生きているうちにやりたいことを我慢してまで節約する必要はない
使い切った時はピンチなので、ある程度残ったまま死ぬがメンタル面も考えて理想。ZERO WITH DIE はデータだけ見れば勿体ないと思うが、メンタル面を考えると合理的ではないと思える。